seitai

腰痛

腰痛について

人 類の進化において、人間は2本足で立つようになりました。この2本足で立ち、歩くようになったことが、人間が腰痛に悩まされるようになった原因にあげられ ます。2足歩行が可能になったのは良いことなのですが、その分、腰への負担が一気に増してしまいました。つまり、人間は誰しも腰痛になる原因を抱えてお り、腰痛になるかならないかは日頃の生活にかかってきます。

特に腰痛になりやすいのが、長時間座り続けるデスクワーク、長時間の立ち仕事、重いものを持つ仕事をされている方です。重いものを持ち上げるのはダイレク トに腰に負担がかかりますが、同じ姿勢を長時間というのも腰に疲労がじわじわと溜るため負担がかかります。また、腰痛に限らず痛みは集中力や精神的な落ち 着きを奪ってしまいます。


腰痛の種類

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、椎間孔狭窄症、分離症、すべり症、仙腸関節捻挫、梨状筋症候群、椎間関節症候群、SawBack、FlatBack、急性腰痛症(ギックリ腰)、etc

腰痛の原因について

腰痛の原因はいろいろとあります。そして原因によって治療法や対策・予防方法も異なります。主な原因として下記のような場合があります。

筋肉疲労による腰痛
歩いたり、物を持ったりなどの特定の行動で腰が痛み、じっと安静にしていると痛みがおさまる場合は、骨盤などの骨や、腹筋などの筋肉が腰痛の原因になって いることが多いです。これは、筋肉の疲労などによって体を支える力が弱まっているにもかかわらず、それでも体を曲げたり伸ばしたりなどの負荷をかけるた め、筋肉に疲労が溜まり、腰にまで負担をかけてしまっている可能性が高いです。まずご自身でできることは、無理をせず安静にして疲労を取ることが大事で す。腰を冷やすか温めるかは、気持ち良いと感じる方を行ってください。

内臓疾患による腰痛
安 静にしていても腰が痛い場合や血尿や腹痛もある場合は、内臓のトラブルが原因で腰痛になっている可能性があります。腰痛の原因となる内臓の病気としては、 胃、腎臓、脾臓などの炎症や、尿路結石、腹部大動脈瘤、子宮内膜症、腹部や腰部の腫瘍など様々な原因があります。この場合は、その腰痛を引き起こしている 内臓の疾患を治療することが最重要です。冷やしたり、あるいは温めたりして痛みをごまかしたりせずに、まずは病院で検査してください。

骨のゆがみによる腰痛
身体を支える大事な背骨の中でも、腰、骨盤の近くにある部分を腰椎(ようつい)と呼びます。通常、人が立っているためには、背骨が体の上半身を支える必要 があり、その支えている負荷の多くが腰椎と骨盤にかかってきます。そのため、腰椎が傷つく確率は非常に高く、これも腰痛の原因としてあげられます。また、 背骨も体を支える重要な骨ですが、この背骨も年齢を重ねるとともにゆがみが生じてきたり、普段の仕事によってゆがみができてしまう場合があり、腰痛につな がる可能性があります。

その他、ストレス、自律神経の不調などにの問題による腰痛などもあります。

日頃から腰痛予防を!
片方の手だけで重たいものを持ったりすると、体の重心のバランスが崩れてしまいます。そうすると、背骨や骨盤にゆがみが生じてしまい、腰痛の引き金となる 可能性があります。このような場合には、出来るだけ同じ重さの荷物を両手で持ったり、荷物を片方ずつ、交互に持つように心がけて下さい。

椅子に長時間座っているような場合は、1時間に1回は立ち上がって、屈伸などの軽いストレッチを行い筋肉の緊張をほぐして下さい。座ったままでも、少なくとも背筋を伸ばす程度は頻繁に行ってください。